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「るせぇ！ 今度ふざけた事抜かしてっと、本当にぶっ殺すぞ、コラァ！」
「まあまあ、少しは落ち着かんか……――前のシートに、モニターの電源を入れるスイッチがある筈じゃ。まずはそれを入れてくれんかの？」
「ああん？ 今度は雑用かよ！？」
「いいから、取り敢えず押すのじゃ」
「チッ……」
ウォードは渋々ながらに了承し、前方のコントロールパネルを操作する。その直後、各モニターの電源が起動し、異なる種類の映像が表示された。
表示された映像は何かのデータなのだろうか。立体図の周りには数値が書き込まれている事から、設計図のように取れない事もないが……
「それは、エノメイアの全体を表しておる資料じゃ。真ん中のヤツがブリッジ……今、わしらがおる場所じゃな。左右に描かれとるのは、右翼と左翼の装備ユニットじゃぞい」
ふむふむと、エマーソンは感心した面持ちでモニターに目を向ける。
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