プロローグ

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・・・全く。   俺がこんな超×2危険値大好調な状況の最中、ハルヒは風邪を拗らせちゃって学校を休んでるし、朝比奈さんは未来の親玉に呼び出されたとかで、どっか行ってるし、古泉は、クラスの掃除当番でまだ来ていないし。   本当についてないな、俺の運命は・・・   「・・・それらは全て、私の情報操作が起こしたモノ。今、彼らが此処に来られたら困る。」   ・・・ちょ、卑怯だな。   卑劣極まりないヒューマノイド・インターフェースだ・・・   「・・・御免なさい、許して。」   長門は、平坦な表情一つ変えずにコクリと微妙に頭を下げて謝ってきた。   言葉にも抑揚が全く見当たらない。   素人声優みたいに棒読みだ。   謝っても何も無いぞ。   謝り方が、船場吉兆の女将と似てるからな。
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