プロローグ

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プロローグ

空を見ていた。 白い雲と比例するかのように、眩しい光が僕に当てる。周りは緑茂った草原で、辺りにはただ数本のりんごの木だけ、それと、いるのは僕一人。ただそれだけ。なぜこんな場所に僕は居るのだろう・・・・・・・。 気が付いたら僕はここにいた。 覚えていることはただ一つ名前が燐鶯(りおう)ってことだけで、親も家も分からない。 毎日をここでりんごをかじって暮らしてきた。
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