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澄んだ夜風に身を任せ
横に居る君の手を握る
空を見上げればほら
一欠片の月の雫
君の頬にポツリと落ちて
すうっと流れていった
それが何故か君が泣いている様で
でもそれがとても綺麗で
思わず見とれてしまったのは内緒
キラキラと輝く星に
ずっと君の側に居れたらと密かに願う
こんな小さな願いでも
僕らには叶わぬ願い
いっそのこと
出会わなければ
愛さなければ
願わぬならば
こんなに苦しむ事はなかった
こんなに辛い事はなかった
でも
愛する事を
知ってしまった
愛しくて
手を伸ばして抱き寄せて
そっと唇を重ねて
君の温もりを知ってしまった
隣にいるのに
時々君が遠くにいる気がして
戸惑いを感じる
手を伸ばして
抱き寄せられる距離なのに
君がずっと遠くにいる気がする
胸が痛くて
心が痛くて
その時ふと気付く
やっぱり僕は君を愛してるんだ
と
幸せ
悲しさ
怒り
愛しさ
切なさ
全てを君に捧げよう
側にいてもいなくても
僕は君が好きです。
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