零章

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―――刀という物は元来一対一の際に使う武器である。 構造上、余りに硬い物にぶつけたりすると直ぐ破損するという欠陥がある。 よって、一人二人斬るだけでまともな切れ味は望めなくなってしまうのだ――― 「さて、そろそろ帰るか」 少年は血振るいをし、刀を鞘に収め、何事も無かったかの様にその場を後にした。
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