ようこそ!可愛らしいお嬢さん!

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「………この死体は忙しい死体ね」 「さとり様、今死んでないって言ってましたよ。この死体」 「とりあえず、私の部屋まで運びましょう いろいろと聞かなくちゃね」 そうすると二人は暗い奥に向かって歩いていった ―さとりの部屋― 「お腹空いた」 「起きて第一声がそれ?」 私はベッドの上に寝ていた 恐らくこのさとりって少女のベッドだろう ふかふかだ 「…お燐に何か作らせるかな…」 「あ、お構い無く」 「貴女がお腹空いたって言ったでしょう」 「貴女じゃなくて貴方!」 「…別に」 「よくない!」 全く、何で女になっちゃってるんだろ 男だったらこの子とハァハァなことが… 「断ります」 はい、すみません 「…つか、勝手に心を読まないで欲しいんだけど…」 「貴女は何を考えてるかわかりませんから、勝手に読ませて貰ってます」 人の話聞けよ 「聞いてますよ?」 「いや、もういいです」 部屋を見渡す 至って普通の部屋だ 「何かありましたか?」 「いえ…特には…」 「そうですか、でわこれからの事を言います」 「これからの事?」 「はい、貴女はこれから私のペットです」 ………はい?
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