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「ハァ?お前何言って…」
林は杉山同様、機体を翻してF6Fの編隊に突っ込んで行く。
「林!!!」
「靖国で先に待ってる」
林は攻撃を仕掛けたが、当たることは無く、逆に反撃を受けた林の零戦は火を吐き空中爆発した。
F6Fの編隊網火をまともに食らった様に見えた。
「林……」
俺も林、杉山のあとを追おうと操縦桿を強く握り、機体を翻そうとした時
“生きろ!”
林の声が頭に響く。
「くッ…スマン
待っていてくれ」
思い直し、退避することにした。
しかし、未だにF6Fはしつこく追ってくる。
このままでは林の二の舞だ…。
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