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列機たちもBー29へ攻撃している。
しかしBー29の分厚い装甲に阻まれ、なかなか思うような戦果を上げられないでいた。
F6Fを相手にしていた零戦隊も始めこそは押していたものの、次第に苦戦を強いられていた。
そして空戦は工場地帯の上空近くまで来ていた。
「まずいな…」
反転し、更にBー29へ攻撃を試みるがBー29からの機銃が弾幕のように張られており、迂濶に近付けないでいた。
ドォーン!!
「なんだ!?」
激しい爆音がした方向を見てみると、列機である小川機が火を吹いて降下していく。
「小川!」
小川は機体を立て直そうとするが、そのまま錐揉み状態となり地面に激突した。
「クソッ!」
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