真夜中の星

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キラキラ輝く星。 そんなに広くないベランダには 心地良い風がふく。 「あと一ヶ月で演劇祭ですね」 「あぁ…そうだった…」 すっかり忘れてた。 「井上君は演劇の方、いかがですか?」 「ん~…一応台詞の暗記は出来たけど…立ち位置とかはまだ」 「そうなんですか??」 「遅い方?」 これは若干心配。 「いえ。寧ろ早いと思います。脚本は出来ても、台詞がまだのクラスもありましたし」 「そっか…。陽は?ちゃんと走れてる??」 「谷口君ですか?彼は頑張ってますよ。恵介が走れない時も、一人で走りこんでますし。頑張り屋さんです」 ふわりと笑った柏崎。 跡部はこれに惚れたんだな って そう感じた。
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