はじめに

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はじめに

先般、デジタル一眼レフカメラの売り上げが、フィルムカメラ全盛期の頃の一眼レフカメラのそれを上回ったというニュースがありました。それだけカメラ人口が増えたということです。携帯カメラも含めて、フィルムだデジタルだという部分やメカニックな部分を除けば、純粋にカメラというものを手に取る人が増えたので、いろいろな種類の写真が増えました。携帯電話で写真を撮ることが身近になったという人もいるかもしれません。それで身近になったために、自分でイメージした通りに写真を撮りたいと思うようになってくれば、しめたものです。それを動機にしてどんどんカメラに対する知識を身につけていって、自分が好きなもので好きなように撮影できるようになりましょう。そのためには、基本的な知識を知っておくと便利です。 私はこうした勉強が絶対に必要だとは全く思いませんが、知っていると便利なのです。ほかのカメラ好きの人とのコミュニケーションを取るときや、専門書を読んだときなど、専門用語の意味をきちんと理解して読むと、あちらこちらに転がっている写真のヒントをたくさん得られるのです。そして「なんとなく持って撮っている」から「自分が思い描いたイメージを撮りたいからこういう物を使っている」と言いえるようになればと思います。 ここでは、なるべく噛み砕いてわかりやすくカメラの用語などについて、説明していきます。正確性を求めた厳密なものではなく、あくまで最初の一歩を理解するためのものですので、さらなる深い解説はそれぞれの専門書を手に取ってください。その専門書以前という方のためのテキストです。
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