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【教科書：14P】
この『ぶりっ娘』技法の確立の間接的な原因は『礼座口先』に関わっていると私は考えている
もう一度この文節を読んで貰いたい
自分の立場や利益のためだけに
ヒロインのかすり傷を酷く心配
し好感度を上げようという男子
下心しか無い、口先だけの心配
これを『礼座口先』と書き
これをレーザー光線と読む
↑この過程を経て結ばれる二人
それを見た一般女子は
どう考えるだろうか？
答はかんたんだ
頭の良い彼女達は学び取る
傷ついた女はモテ易いのだと
そしてそれをを実践し一部の者は成功し失敗もしくは実践しなかった女子達に妬まれ批難されそれはいじめに発展して行く
…ケースも珍しくない
この現象をいちいち解説し同情していくとキリが無いので今回は省きますが…。このケースを乗り越えて行ける女性は本当に強い。一種の尊敬の念さえ覚えます。
ピーンポーンパーンポーン♪
ピーンポーンパーンポーン♪
Ａ『おっと…もうこんな時間だ
これにて授業は終わります』
最悪だ…！！！Ａは逃げる様に
というか教室から逃げていった。
Ａが居なくなった後
教室に残ったのは…
疑心と恐怖そのもの
男子達は今までの女子
と関わる記憶をすべて
蘇らせながら
『あぁ…そうだった』のか
と驚く男子と『アレは演技』
と分かり落ち込む生徒が現れ
女子達はなんとか面子
を保とうと必死に平然
を装っているが………
怯えているのは明らかで
ついに
『あんたが悪いのよ！』
と責任のなすれ付け合い
が始まった
はっきり言って母親にエロ本を読んでいるのがバレるくらいの方よっぽどマシに思えてくる程
クラス内はピリピリとした空気
に包まれていた。永遠とも思え
る休み時間。緊張感が最大値に
達した時あの男が教室に戻って
来た
全てを壊したあの男が…！！
汚尻『うぃーす、おまえら～
ちゃんと真面目に授業受けて
い…フゴォッ！！』
誰かが汚尻をモップの金属部分
で殴る、俺は必死にその生徒止
めに掛かる……だが彼の首筋に
浮かぶキスマークを見た時
佐藤『俺の理性はふっとんだ』
これが後に語り継がれる事に
なる桜坂戦争の始まりだった
―――第１部 【完】
あとがきへ続く
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