【Feliz Navidad】(西ロマ)

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【Feliz Navidad】 チクショー…やっちまった プスプスと燻る煙と真っ黒な塊に正直、困っていた。 今日はクリスマス。 ピザとかパスタとか食いたかったけど、雰囲気重視で七面鳥を丸焼きにしてやったのに… アイツが「贅沢は出来へんけどロマンチックなクリスマスにしよなー」なんて呑気に言うのが悪い。 ロマンチックとか言う柄じゃねーのに 「………」 でも、どうしたってテンションは下がる一方だ。 新しい七面鳥を買う余裕も時間もない。 メインもないディナーじゃ、アイツだって喜ばないだろうし… 「ロマーノ!帰ったで~!」 「!!!」 ビクッと肩が揺れる。 きっとメインを台無しにしたとまた叱られるだろう。 「…って、なんや!?炭の固まり出来てるやん!」 「う、うるせぇ…クリスマスだから七面鳥焼いてやったんだよ!」 「ってなぁ…原形ないで、コレ」 呆れたように真っ黒な塊を覗きこんだアイツの腕には、綺麗な色のリボンや包み紙で飾られた箱がたくさんあった。 「それ何だよ」 「ん?これか?これはなぁ…聞いて驚け!ロマーノ、お前へのプレゼントやで!」 「はぁ?ちょっ…贅沢できねぇって言ってただろ!」
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