act.02 Garage

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あれから数日・・・   「修理が終わったぞ」   一本の電話が入る。オレが代車のスイフトで修理工場に行くと、そこには見事に甦ったエボ7がガレージの奥でたたずんでいた。しかしいつもと雰囲気が違った。   「おい、エアロ変わってねぇか?」オレはメカニックであるミツルに尋ねた。   ミツルは答えた   「あぁ、この機会に空力も見直そうと思ってな」   「これ、いくらしたんだよ・・」   「う~ん、50万くらいかなフルカーボンだし」となんでもないかのようにさらっと答えた。   彼にはなんでもないことかもしれない、でもオーナーのオレには大問題なのだ。   「オレ、50万も持ってねぇぞ」そういうとミツルは   「大丈夫だって、この前のレースで優勝したときの賞金があるだろ」それを聞いたオレは安心した。賞金で払うなんて頭になかった。オレは思い出したように   「そういえば、次にレースっていつだったっけ」そういうとミツルはカレンダーをみて答えた。   「え~っと今日は7月20日だから、8日後7月28日」
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