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それはちょうど1年前
いつものように
高嶋くんは図書室に来ていた
あたしもいつものように
委員としての仕事を
いつも通りこなしていた
「西ノ宮さん、戸締まりしてもらえる?」
「はーい」
戸締まりをして回っていると
机に伏せて寝ている
高嶋くんがいた
「あ…えっと…」
起こした方がいいんだよね…?
「高嶋くん…?」
そっと肩に触れると
高嶋くんの体がピクッとなった
それに驚いたあたしは
髪に触れてしまった
あ…柔らかい…
「ん…」
高嶋くんが小さく
声をもらす
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