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「大丈夫ですか!?私の声、聞こえますか!?」
「う…。」
少女の呼びかけに男はうっすらと目を開いた。
「こ、ここは…。君は誰だ…?」
男はぼんやりとした目で、少女に問いかける。
「ここはセリシーナの村のすぐ近くの海岸よ。
私の名前はシェリナ。
あなたは…?なぜこんなところに倒れていたの?」
「僕は……。」
男は名を名乗ろうとしたがそこで再び意識が途絶えてしまった。
男が目を覚ましたのは、ふかふかしたベッドの上だった。
どうやら誰かの家らしい。
清潔感のある、綺麗な部屋だった。
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