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「カルルスが生まれた村はどんなところだったの?」
シェリナも真似をして、カルルスの隣に横になる。
「雪国ですよ。一年中雪で閉ざされている、とても寂しい村。
どこを見ても真っ白で……すごく寒いところです。」
「へぇー…でも、綺麗だろうなぁ。まさに銀色の世界ね。」
「何もないところですよ。だから僕は旅に出たんです。
いろんな国へ行きました。」
それからカルルスは、自分が訪れた国々のことを話した。
どんな人と出会ったか、どんな街があったのか。
シェリナは相槌を打ったり、時には質問したり、笑ったりしながらカルルスの話を楽しそうに聞いた。
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