使い道

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目覚めると、朝だった。  私はベッドから起き上がり、辺りを見渡す。何も変わらない、自分の部屋だ。 あれは夢だったのかしら……。  そう思ったのも、つかの間。私の目は、すぐにテーブルの上の瓶に釘付けになった。  口が普通より少し広めの、美しい色をした瓶だ。ふいにその瓶から、声がした。 「おはよーございますっ。あなたの願い、叶えたからね~。まだ徹底的には出来てないけど、少しずつ出来てくから、待っててねっ。とりあえず、テレビ見てみて!」  とても嬉しそうな張り切った声につられ、私は急いでテレビをつけた。妖精さんの仕業なのかは知らないが、丁度ニュース番組だった。
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