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紀ちゃんにとっての私。
「ここのケーキ美味しいんだよやっぱり何か頼まない?」
黙り込んでしまった私に、ユウキ君はメニューを手渡してきた。
「俺がプロデュースしたんだよ」
顔を上げると、にっこり笑ったユウキ君と目があった。
「俺がパテェシエだってママから聞いてない?一応、雑誌とかにも出てるんだけどな」
ぶんぶん首を振ると、ユウキ君は頷きながらおかしそうに笑った。
「今は休業中なんだけどね、また海外に行かなきゃならないし」
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