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「だったら約束してくれないかな。宮原さんとはあわないって」
カァッと胸があつくなるのがわかった。
「どうしてユウキ君にそんなこと言われなきゃならないの?」
「ママのためだよ」
「私が誰とどうつきあおうが紀ちゃんには関係ないし、ユウキ君にどうこう言われる筋合いはないわ」
思わず声を荒げて立ち上がった私の肩に何かがのしかかった。
「はい、そこまでー」
どうどう、と頭を軽くたたいて、笑顔のカズ君が私を席に座らせた。
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