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紀ちゃんと再会してから、こういう出会いや偶然が増えた。 それはきっと、私の行動範囲が広がって人との出会いが増えたから。 1年前じゃ想像も出来なかった。 次は誰に会うのか楽しみにさえ思えてくる。 「あ、里奈さん今日夜、大丈夫ですか?」 碧ちゃんが思い出したように顔を上げた。 「大丈夫だけど…何かあるの?」 まさか出社初日で残業かしらと動揺した私に、碧ちゃんは元気いっぱい頷いた。 「じゃあ早速歓迎会しましょう!私幹事やるんで」 「えぇ!いいよっ私次の人が見つかるまでの穴埋め短期だし」 「そんな事言わないで、行きましょう」 「何、飲み?」 碧ちゃんの声に、正面のディスクにいた坂本さんが顔を上げた。 「はい、里奈さんの歓迎会!今日はみんな居るし、どうかなって」
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