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「あ、里奈、彼女が私の担当整形医の西山涼子先生。まぁ高校からの悪友よね」
紀ちゃんが、改めて紹介すると、西山さんは右手を差し出した。
私が黙ったままその手を握ると、紀ちゃんが続ける。
「で、こっちが里奈。アタシの同居人兼従業員」
紀ちゃんに向いていた西山さんは小さく頷くと私を振り返った。
「さっきはどうも。里奈さんかなって思ったんだけど違ったら失礼だと思って…」
「あら、どっかで会ってたの?」
西山さんが悪戯っぽく笑う。
「ここにくる前に行った居酒屋でね」
西山さんから向けられた視線に頷くと、紀ちゃんは驚いたように息をついた。
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