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「カズ君もお粥?」 「俺も二日酔いなんで…」 カズ君の言葉に、紀ちゃんは思い出したかのようにぶはっと吹き出した。 「あんなカズ君始めてみたわ」 目に涙まで浮かべて笑う紀ちゃんに対して、げっそりしたカズ君の様子に、昨日の自分のことを聞く勇気が完全になくなってしまった。 「本当にごめん…ね?」 私は黙々とお粥を口に運ぶカズ君に謝ってみたが、カズ君は目を合わさずに頷くだけだった。 食べ終わる頃に、乾燥機がピーと終了を知らせてくれた。 紀ちゃんが取りに行ってくれ、カズ君のデニムを持ってきて可笑しそうに笑った。 「着替えるなら洗面所でね、シャワー使っても良いわよ」 笑いながらそう言ってカズ君にズボンを渡すと、カズ君は気まずそうに一緒にタオルもうけとってお風呂場へと向かった。 一体何したんだ私。
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