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とても静かで、心地いい、大切な時間。 私に力をくれる。 幸せを与えてくれる。 ずっとこのままならいいのに。 「紀ちゃん、今度の日曜日はドライブに行こう。私お弁当作るから」 「いいわねーところで里奈料理できるわけ?」 ここに来てから、紀ちゃんの美しいご飯しか食べてなかった。 「失礼な…得意ではないけど、それなりにやってました」 何故だか紀ちゃんは、とてもうれしそうに笑った。 「じゃあ決まりね、行きたいところも考えておいて」
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