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「ついてきて下さい」 その言葉に釣られて、もうかれこれ一時間は歩いている。 ザッザッと落葉を踏む音だけが樹海にこだましていて妙な静けさが不安感を募らせた。 「なあ…本当に出口までつけんのかよ?」 前方を行く青年に話し掛けた。青年は一瞬立ち止まり 「勿論」 とだけ答えてまた歩き出した。
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