変わった自分、そしてお守り

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そして、月曜日。 俺は、またいつもと違ったハイテンションで学校へと向かって行った。 「おーっす!」 「あ、おはよう翔くん!今日は元気そうじゃんか」 朝一番に会った、部活のチームメイトにそう言われる。 この日の俺は、一番はっちゃけていたと言ってもよいだろう。 「……良かった」 「え?」 チームメイトは、ニッコリと微笑んで嬉しそうにしていた。 「……やっぱり、翔くんはそれでこそ翔くんだよ!元気がなかったら、僕達まで元気無くなっちゃう。笑ってなきゃ!」 「……へへ。さんきゅ!」 ニッコリと、『作り笑い』でない自然な笑みがこぼれ落ちる。 その言葉が、すっげぇ嬉しくて。 今日から、またサッカーに熱中出来るかと思うと気分はさらに上がっていった。 勿論、朝練も絶好調で誰よりも積極的に前に出て、パスやシュートを決めて先輩達や先生を驚かせた。 「お疲れ様でしたー!」 そのテンションのまま、俺は学生服に着替えて5組へと向かった。 「おはよーさん!」 「おはよー」 いつものように、クラスメートが挨拶をしてくれる。勿論、雪斗と零士も。 「俊!」 そして、すぐに俺は俊の元へと駆け寄る。 「……おはよう」 一昨日は、結局1時間位寝ちまって俊の世話になった。 久しぶりに泣いたから、泣き疲れってのでぐっすり眠られて。 「この間は、さんきゅな」 「……いや。気にしないでいいよ」 あの後、クラウドにもちゃんと謝って。 あいつは、ニッコリとして気にしないでと言ってくれたから安心した。 ……いつか、クラウドにも話さなきゃいけなくなるかもしれないな。 「……あ、そうだ」 「?」 .
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