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そして検査の日がやってきました。
前日の夜から絶食状態で検査に挑みました。
1週間後、検査結果が出ました。
「どうだった?痔だった?」
義母の表情は重く
「諏訪の病院に紹介状書いてくれて、そこで診てもらいなさいって」
紹介状…
義母のかかった病院も決して小さい病院ではありませんでした。
「このままにしておくとどうなるか先生に聞いたら、人工肛門になりますって言われた。2週間後の水曜日に行ってくる」
人工肛門…
この時はまだ、義母に何が起きているのか想像も出来ませんでした。
たぶん、腸閉塞か何かだろう…そんな風にしか思えませんでした。
外はそろそろ夏を思わせる暖かい風が吹き始めていました…
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