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7月の始め、義弟に諏訪の病院に連れてってもらい、検査しました。      義母は悪い方にと考えるところがあります。    今回も考えすぎだと思い      「大丈夫だよ。腸にポリープが出来てるだけじゃない?」     「………。」     「前向きに考えよう。ホントに変な病気になっちゃうよ」     「言われたからねぇ」     ポツリと呟き、それ以上何も言わず、何も問いただす事が出来ませんでした。    7月21日…私が実家に帰ってた朝の事でした。いつもは夜まで帰らないのですが、この日は朝、様子を見に家に戻りました。       何か様子が違う…     そこに義弟が部屋から出てきて、    「今、兄貴がお袋を病院に連れてって、入院する事になった。」     慌てて入院の用意を義弟に持たせました。こんな時に実家に行っててごめんね…     お昼過ぎ、病院に様子を見に車を走らせました。      病室で横たわっている義母は、どこかホッとしたような表情でした。 
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