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話を聞いてきた主人は、私には努めて明るく義母の病状を話ました。       でも、父を亡くした私には主人の辛さ、苦しさ…手に取るようにわかりました。      ましてや義父を亡くしたばかり…     「お袋は俺と弟で看るから心配しなくていいからな」     話を聞き、1人にさせてあげようと部屋を出ました。      主人の目は真っ赤だったから…     主人から話を聞いても、どこか冷静な自分がいました。      これが血の道なのかな…と思う自分がいました。      ただ…周りが悲観しては良くなるものも良くならない。      息子達は母親の癌告知され、悲しみと苦しみ…先のわからない不安や戸惑い…     私がしっかりしよう!    まだ手術もしてないんだよ?      先の事は未知数だから、今できる事を精一杯やろう。      今私にできる事って何だろう?     そう考えた時、《笑顔で明るく》本人が不安にならないためにも、笑いとばそう。      みんなが落ち込んではいけない。      まだまだ頑張れるって思うように、まずは自分が前向きに。      この前向きが家族みんなに感染しますように…     そんな思いでした。   肉親を亡くしたからこそわかる心の傷み      気持ち1つで変わるんだよって一番義母に伝えたかったのです。
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