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真っ白な校門の前には入学式と書いた看板がたっている。
「ここがエクス・シード学園か…。デカいな…。」
全体の大きさはライト・ロードの5分の1を占めていると言われている。
「はあ~…。」
「ちょっと、そこの君!!」
コウが呆けていると、後ろから怒鳴り声が聞こえてきた。
「は、はい?」
恐る恐る振り向いたその先には、赤い髪をした女の子がたっていた。見るからに、お嬢様のような出で立ちをしている。
「私、入学式の会場が分かりませんの。案内しなさい。」
あからさまに、コウのことを下に見ている。
「お前なあ…人に物を頼むときは、それなりの「なにを騒いでいるのだ?」
横から、しわがれた声が聞こえてきた。
「入学式の会場は校門を右に曲がって、まっすぐ行けばある。」
白髪に白い髭を生やした、老人が道を教える。
「ありがとよ!!」
「感謝いたしますわ。」
2人はお礼を言い、老人が言った通りの道を歩く。
「ほっほっほっ。今年の入学生も元気じゃの。」
老人は校舎の方に向かう。
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