プロローグ

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「そういえば婆ちゃんが冷蔵庫にあるもの勝手に食べてていいって言ってたな」 そう呟いて景一は広い居間から出て台所へむかった 景一の祖父母の家は見た目かなり古そうだが中はかなり綺麗で広い 木造でいかにも昔の日本の家だ 「この家広いから昔はここでよく迷路や秘密の部屋探しとかしてたな」 そう懐かしく思いながら台所までの通路を歩いていた 「たしかここが台所だっけな」 景一は曖昧な記憶で辿り着いた部屋の戸を開けた 「おぉ合ってた、てか昔と何も変わってないな」 変わってないのは台所だけではなくこの家の全てが昔遊んでいた14年前のままだった
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