プロローグ

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冷蔵庫を開けると中には野菜や牛肉や魚などの素材ばかりで景一の求めていたアイスやジュースはなかった 「何もないじゃん」 がっかりした景一は仕方ないので冷蔵庫唯一の飲み物の麦茶をとってコップに入れることなくそのまま口に流し込んだ よっぽど喉が渇いていたのだろう麦茶を飲むたびに、ゴクッゴクッと音をたてていた 「っぷはぁ、生き返ったあ」 そう言って景一は麦茶を冷蔵庫になおし今度は冷凍室から氷を一つ二つ手に取って口に放り込んだ 「さてこれからなにをしようかな」 こんな田舎でなにかすることなんてないのだけど今、家には景一だけでかなり暇だった いつもの暇つぶし道具の携帯もこんな山奥の田舎ではほとんど使えなくテレビを見ようにも特に面白い番組があるわけでもない そんなこんなで現代子の景一にはお手上げ状態だった
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