第零話-世界聖戦-

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1012年前、第一次世界聖戦が起こった。 二つの組織が対立し、それぞれの組織の中心にいた人物。 その二人は兄弟だった。 結果的に弟シオンが勝ったものの、彼は世界から危険人物として公開処刑され命を落とした。 そしてそれから12年後、つまり今から1000年前、第二次世界聖戦が起こる。 第一次世界聖戦で弟によって殺された兄レヴィスの息子レントは、一人の少年をある少女の元へと飛ばす。 それは自分の野望を果たすために、利用しようとしての行動。 しかし少年は逆らった、恩人としていた人の野望を打ち破るため。 知らされた真実は全て驚愕のものだった。 第一次世界聖戦での裏側、そして愛した少女の正体。 少年はそれでも敵となった少女を愛した。 少女は自分の本当の気持ちを打ち明け、裏切りとされレントに殺された。 少年は怒り、その手に黒剣を握り戦った。 世界のために、そして少女のために。 少年はレントを倒し、少女を蘇生させた。 自分の命を犠牲にして……。 蘇った少女は少年との約束を死ぬまで待ち続けた。 そうして約束が果たされないまま、1000年の時が流れた。
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