第六話-頂点目指して(前編)-

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広大な学園の敷地。 フィールドは学園の敷地全てに指定されており、ラクト達は自陣になっている森にいた。 「あんまり力むなよ」 「「「了解」」」 アルフレッドの言葉にラクトとウィルス、ユーリは頷く。 「敵陣は俺が探してやるから、念話で伝えるぞ」 そう言うと同時に開始のサイレンが鳴り響く。 すると、アルフレッドは姿を消す。 「じゃ、あたしも狙撃ポイントに行くから。 みんな……特にルイナ頑張ってね」 カノンは四人に激励を送ると、木の上に跳躍して身を隠す。 そして、タイミングを見計らったようにアルフレッドから情報が送られてきた。 《西に1キロ、敵発見だ》 それと同時にラクト達は情報通り西に向かって駆け出した。  † † † そして時は戻り、ウィルスの銃弾が敵の銃弾を撃ち落とす。 「結構腕の良い人だね、誰かわからないけど」 ウィルスは呑気に喋りながら引き金を引く。
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