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物語というのは、登場人物(或いは動物)や舞台があって初めて成立するものだ。
なのでこの話では登場人物とその舞台の紹介をしようと思う。
ここは、不思議の国。
この物語の舞台である。
とにかく不思議いっぱいのへんてこな国だ。
なので、なにがあっても問題はない。
ないったらない。
この国には、「子供は働かなくていい」という概念は存在しない。
自我が芽生えたその瞬間から皆働くことを許されている。
なので、商才があれば5歳で社長にもなれる。
そんな国なので学校に行かず働く者もいたりする。
その、学校に行かずに働いている若者がこの物語の主人公だ。
歳は17。性別は女。
とある自営業の喫茶店で店長という立場にいる。
容姿は、所謂正統派美少女。長い睫に桜色の唇、くりくりとした少し潤んだ瞳は金色。
非常に整った容姿だと言っておこう。
「表ぇ出ろごるぁ!消し炭にして海に捨てたらぁ!!」
因みに性格は短気。
口も悪い。
今まさに、客の一人を殴ったところだ。
その殴られた客は気絶した。ボクサーの方が向いているな気がする。
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