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そして戦いが始まり、先に攻撃したのは造超だった。
この造超の超力は金縛で、手を向けられると恭子は動けなくなってしまった。
しかし、敵も金縛を放つだけで後は攻撃して来なかった。
「…どーしたいのよ」
恭子はそう嘆いた。
動けない恭子と動かない造超、2人は見つめ合うことしか出来ないのだから。
それから暫くそのまま時間が流れ、未だに2人は見つめ合ったままだ。
「ったく」
そんな状況を変えたのは恭子だった。
恭子は右腕に力を入れた。すると、かなりゆっくりだが動いたのだ。
これは造超よりも恭子の方がレベルが高いためである。
そして目の高さまで腕を上げると、恭子はあれをやった。
右手を変化させたのだ。しかも包丁ではなく、拳銃に……
その後、左手も動かして拳銃を持つように固定し、引き金に触れた。
一発、また一発と連続ではないもののゆっくりと何度も銃弾は放たれ、首が吹き飛ぶまで止めることはなかった。
因みに、恭子の手を変化させた拳銃にも弾は入っておらず、原理はあの黄色い目の人間が持っていた拳銃と同じである。
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