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他に超力が芽生える、か……
紗耶香からそれを聞いて、彩はずっと1人で考えていた。
私も他に超力があるのかな……
だが彩は超無敵人間。無敵なのだから他の超力はいらないだろう。
「無敵なんだから他にいらないじゃん」
紗耶香もそう思ったようで、彩に笑いながら言った。
さっきから何も言わずに歩いている彩を見て、紗耶香は何を考えているのかわかっていたのだ。
「でも仲間を殺す超力かもしれないし…」
「そうだったら私すぐ殺されちゃうじゃん!!」
そうは言ったものの、紗耶香は全く真面目に考えていないようだ。
彩は少し眉間にシワを寄せた。
「紗耶香ちゃんは何なの?もう目覚めてるんでしょ?」
「まぁね。あ、見せてあげる」
そう話していると、造超に出会した。
それをいち早く発見した紗耶香は、彩にそう言って1人で造超の元に向かって行った。
しかしその後、歩いていたはずの紗耶香の姿が一瞬にして消えてしまったのだった。
「え!?」
何が起きたのか全くわからない彩は驚きの声を上げた。
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