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あれから隼人は2人の造超を殺した。 一度危機に陥ってからは危なげなくこなしていて、もう攻撃を受けることもなかった。 勿論、敵を洗脳する時は何も言わない方法をとっている。 ここでふと思った。 造超になる前、確か10人くらいしか殺していないはず。それなのに敵が強化した。 今までから言うとあと半数くらいか。第0ステージにしては少なすぎる。 だとすれば、やはり他にも超人はいるのだろう。 そう考え、やっと確信を得た。 「良かった」 隼人はほっと胸を撫で下ろした。 それからまた造超と出会した。今回の造超の超力は軟体である。 そんな超力でどう戦おうとしたのかはわからないが、いち早く隼人に洗脳されてしまった。 すると、造超は自分の首を切断しようとしたのだが、軟体だけに首の皮は伸びて時間がかかってしまった。 だが何とか引きちぎることに成功し、胸も同様の時間を費やして引き裂いた。 そして心臓を抜き取って潰したのだった。 その後、隼人は足取り軽くまた歩き出したのであった。
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