玉響
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哲平を送り出した後、私は二つ先の駅近くの自宅まで、とりあえず身のまわりの物だけ取りに行った。 荷造りする間、なんだか十代の頃、友達の家でお泊まり会をした時のようなドキドキで、胸がいっぱいだった。 せめて食事くらいはと、買い物に行き、腕によりをかけた夕食を用意して、彼を待った。
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