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ズルズルと引きずる音で我に返り、引きずっているものを見て青ざめた。   「・・・・」 ・・・・・・。  意識を失ってるな、こいつ。  はあ。  放っておくことも出来ず、人気の無い裏庭の芝生の上に寝かせた。  しかし、寝顔が幼いな・・この男。  喧嘩を売った男と同一人物に見えない。  「ん・・・・」 「気が付いた?」 目を開けて、俺が視界に入った途端に後退りした。 「や、勘弁!!」 逃げられると追いたくなるのが狩人の性。 
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