始まり

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 翌日の朝、俺は気持ち良く目覚めた。  店に入り早番のウェイトレスと冗談を言いながら、気楽な気分で仕事ができた。  俺の中で何かが変わって行く、正体は解らない。  仕事が終わり、[アース]へ向かう。  今日は、あの連中が…いた!  2人いる。  俺は何食わぬ顔で、海物語のコーナーを歩く。  8箱と12箱。  2人は積み上げていた。  俺は空いている、205番台を避けて、空き台に座る。  取り敢えず千円だけ打って様子を見ていた。  当然かかる訳も無く、アッと言う間に飲まれる。  俺は時間を潰す為に、甘デジに席を代える。  8時半位に俺は様子を見に行った。  やつらは帰った様子だった。  俺は念の為に30分待った。  甘デジで出た玉を持って205番台に移動する。  大当り回数は15回、回転数は600回を越えている。  俺が打ち始めた時に連中の内の1人が戻って来た。  俺は凍り付いた。  まさかばれた?  心臓が口から飛び出しそうになった。  俺は出来るだけ平静を装い、目の端に男の様子を伺う。
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