転機
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しかし、これまた妙なことに俺の寝息に混じって半オクターブほど高い寝息が聞こえてくる しかも、どうやらそれはおれの近くから聞こえてくるらしい 俺は眠気ひきずる感覚を辺りに張り巡らせて、夢の世界観を知ろうとした テントの外、河原の周りその寝息は少なくともそういった場所からはっせられているわけではなさそうだ もっと近く、もっと近くだ 俺はもう一回感覚を張り巡らせる
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