限りなく天パーに近い伊藤

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そして、体育の時間が来た。 僕は体育が大好きだ。 いつも伊藤くんと競いあっている… 伊藤くんはとても運動神経がいい… 僕のライバル的存在だ… でもそんな伊藤くんの姿がない… あわてて見渡すと…伊藤くんは制服のままで、校庭の端に座っていた。 「な~に~見学だと~(驚)」 僕は叫んだ… あり得なかった。 「伊藤くん…どうしたんだ!あんなに体育しか楽しみがないと言っていたのに…(激)」 「いや…もういいんだ…(無)」 「それではただの天パーになってしまうぞ!(熱)」 「…そうか…(鬱)」 「まだ縮毛がアルジェリア人だよ!(超)」 「…アルジェリアは死んだ…(無)」 「…そんな…(笑)」 その変わりはてたボンバーヘッドが悲しく見えた…
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