1:もう君の声は聞こえない
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それでもあたしは…。 「もしも」 「ん?」 「もしも本当に話せたら、真紀は話したい人いる?」 真紀はしゃぼん玉をふいていた 手を止めた。 少し口ごもっていたけど すぐに微笑みに変わっていた。 「うん、お母さん」 そう言った目はわたしに寂しさを感じさせた。
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