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「俺は、何の為に存在している」 太陽は優しく大地を照らし、見渡す限り綺麗な花が咲き乱れていた。 鳥は歌い、雲は笑い、世界中が平和な時に満たされているんだ。 「……俺は、世界を救えない、俺は、世界を」 憎たらしい程澄んだ空気に、争いの音は響いていない。 世界中から助けを求めて俺を呼ぶ声も、全く聞こえない。 今日も、世界は平和だった。
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