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訓練場に着くとスタンドのメンバーが集まっていた。 「先輩~遅いですよ」 その中の小柄な子が俺の方へと駆け寄ってくる。 彼は朝比奈 瑠嘉俺の一つ学年下エクスギアを使った飛行パフォーマンススタンドの後輩だ。 「わりぃ…」 すると… 「そうですよ…お姫様でも遅刻は良くないですよ」 と嫌味口調のシリウスの声。 「明日は俺達【サジタリウス】の舞台なんですから」 こいつ明かに喧嘩売ってるよな… でも、遅刻したのは事実だ。 俺は謝罪をし続けた。 「まぁいいでしょう明日のプログラムフォーメーションの説明をしますね」 とシリウスが電子画面を触れ説明した。 「まず一斉に上昇します。そこでフォーメーション【スターダスト】です」 スターダストとは、一気に上昇し各自散開急降下する技である。 「次に各自乱れを作らないように約30分アドリブ飛行です」 「おぃ!アドリブってお前…」 と俺が言いかけると 「おや?アキト姫にはアドリブは難しかったですか?」 とまた嫌味な一言… 負けず嫌いな俺は… 「ん、んなもん出来るよ!やりゃあいいんだろ!」 忘れてた…こいつには口じゃかてないんだった。 「お姫様が納得したので次にいきますね」 とシリウスは説明を再開した。 説明を終え練習を始めた。プログラムフォーメーションの内容はこんな感じだ。 ・フォーメーション【スターダスト】 ・30分アドリブ ・フォーメーション【レインボー】 ・ラストフォーメーション【サジタリウス】 レインボーはメンバー全員で発色煙をまきながら孤を描きながら飛行。 サジタリウスは俺ソロ技だ。星座の射手座を形作る様に上昇、降下、旋回を繰り返す。 俺の十八番であり、超難テクだ。 ある程度練習が終わり帰ろうとするがスーツをきた見知らぬ女性が訓練場に来ていた。
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