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興奮も冷めないまま、部屋に入ると祖母の声がした。 「ご飯出来たよー」 そう、小さい時に母親(顔覚えてないけど)を亡くし父親とそのほか(後で説明するさ)と暮らしてたが、俺は訳あって今は祖母と二人で暮らしている。 旨そうな匂いに誘われ食卓へ向かう。 すると、テレビからノリの良い感じの大好きなあの曲のサビが流れていた。 「プラント07にお住まいの皆様ごきげんよう。私はミリア・グラディアです」 俺はテレビに釘付けになりながら夕食を済ませた。 もう味なんて分かる訳がないほど流し込む感じで食べた。 部屋に戻ると、携帯が鳴っていた。 着信相手はシリウスだった。 出たくは無かったが明日の事もあったから出ることにした。 「もしもし…」 「あ…アキトか?明日のラストフォーメーションの【サジタリウス】は相手側の希望で他のフォーメーションになった」 「な、なんでっ?」 「もし、失敗したときのデメリットを考えての判断だそうだ」 「俺は、失敗し…」 と言おうとしたが 「これは決定事項だ」 と電話を切られた。 俺は苛々と諦めのつかない気持ちで寝れなかったが暫くして寝付いていた。 そしてゆっくりと朝日が昇る。 この日から運命が変わっていくとも知らずに…
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