第二章の前に、第一章のあらすじ、登場人物

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皇子(優月) 由布の実の兄。パーティにて、妹が狙われると噂が入り、離れてもかわいい妹、守ると誓う。 皇子自身は由布と4つ離れているので、由布が生まれた記憶は残っていて名前も知っていて、もちろん、”La traviata”(椿姫)という名前のネックレスが、由布の手に渡っている事を知っている。美しいだろう妹を敬称して、”La traviata”と呼ぶ時がある。しかし、それは、隠してある殆どの人の前では言わない。 由布の育ての両親、兄は覚えている。(兄に記憶はないが)それは、侍女として、接してくれたこと。もちろん料理長であるということ、兄を可愛がった記憶。由布が生まれた時、王の次に抱いて、優しく撫でた。別れる事は、姫のためにしかたないと4つながらわかっていた。しかし、かわいい。内心は淋しかった。 パーティにて見た由布をすぐに姫だとわかる。それは王みたく写真を見ていたというわけではなく、兄の直感。守らないといけない。頭のキレる皇子は、由布が恵介と少し離れたのを見計らい、由布にうまく声を掛け、保護する。 由布を守る為に閉じ込める。 恵介を捕まえ、聴取する。すると、恵介から出て来た言葉は、由布を気遣う言葉。皇子が由布の元に戻ると、由布は愛する者と会えない事から、泣いていた。由布から責められる皇子。由布の恵介に対する愛情。気付いた皇子は恵介を連れてくる事を約束する。 皇子は、由布と恵介を守るには、二人の婚姻しかないと、皇子は動き、恵介に、保護監察処分にする為の条件として、由布との婚姻を出す。 よくできた。切れ者。町の娘からは憧れ。 皇子は独身だし婚約者はいないが、想いを寄せる人はいる。それは親にも言えない、淡いもの。
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