第二章の前に、第一章のあらすじ、登場人物

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紗代 王の第一侍女。由布を守る為、二人も養うには、王(当時の皇子)にとって重荷だと、辞めたようにはなっているのだが、それは偽りで、本当は第一侍女のままである。王は許せる侍女は紗代しかいないため、紗代は唯一の侍女となる。 王(当時の皇子)の婚約パーティの朝、料理人の見習いだった真宏と出会い、結ばれる。王の侍女だけあって、博識なため、世情はよくわかるし、町を見る目はある。世渡り上手なため、愛されるタイプの人。 王との連絡手段は、とある部屋にある。真宏は知っているが、他の人はわからない。 一度、流産経験がある。夫婦の仲はいい。強い人なのだが、旦那には甘い顔をする。引き立てる。旦那が城に泊まりこんでいて、週3くらいしか戻らないので、戻って来たら、にゃんにゃん。真宏も、仕方ない妻だなぁ。かわいいから許してあげる。とまんざらでもない。 お兄ちゃんの暴走を気にしている。実の兄妹でなくても、由布に特別な気持ちを抱いている兄。布団を洗おうと由布の部屋へ行けばたくさんの血。薄々気付いている。許したら疑われる。突き放す事は、息子を愛しているから辛いし、それが知れれば由布は乱れる。しかし、由布はお姫様、悲しむことはさせられない。 ある日、王からの連絡で知らされたのは、由布の結婚。まだ早いのでは?とは思うが、王と皇子、王妃の由布への愛情に折れる。
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