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夜、
由布の料理。
「おいしいよ。」
「本当にですか?」
「うたぐり深い妻だね。」
「……。」
「まだ愛されてるか心配?」
「だって、恵介さんの気持ち、初めて知ったのですから。」
「恥ずかしいよ。…由布のは、裸を見るなんてさ。不思議だったよ。女の子から好きだと寄られるなんて。こんな気持ち、初めてだった。今まで、武士として、横にそれる事はできないと思っていたから。」
「恵介さん…。」
「一緒にお風呂入ろうか。…恥ずかしいけれど、由布を知れるのなら…。」
「はい。」
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