新婚生活。~知れてしまった恵介の今の身分~

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皇子は監察の名目で恵介の家へ。まだ、恵介は仕事なので、由布が一人いる。 「生活はどうかな?」 由布は、 「お腹に、赤ちゃんがいます。」 皇子は内心かなり嬉しい。 「おめでとうございます。体をいたわってください。旦那さんの反応はどうかな?」 「もう、すっかり父親です。毎日お腹に語っているのです。」 「幸せな光景だね。」 由布は、食料の不安がある。 「…どうしたらいいのでしょう…。恵介さんにこれ以上騙していると…。気付くのも時間の問題です。」 「?」 「買い物へ行けば、恵介さんが犯罪者だと、思うような買い物ができないのです。私がお腹に赤ちゃんがいるから、少しは多くなりました。しかし、恵介さんが犯罪者だから、最初は、赤ちゃんを処理しろと…。」 由布は涙。 「そんな…。」 皇子は由布をつい、抱いてしまう。 「私があなたがたをお守り致します。」 由布は、懐かしい気持ち。皇子に抱かれた感じ。 (守りたくても守れなかった…大切な姫。) 恵介が帰ってくる。 恵介は皇子に挨拶。 「お帰りなさい。お仕事お疲れ様です。」 「ありがたきお言葉。」 「由布さんのお腹に赤ちゃんがいるのですね。聞きました。」 「はい。」 「おめでとうございます。私も喜ばしく思っております。」 「ありがとうございます。」 「私にも手伝える事をしたいと思います。」 「皇子がですか?…そんな…。」 「お友達ですから。」
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